すおーるぁ

 

蒸し暑い春休み、砂ほこりガタガタの道

少し汗ばんだ背中の後ろ、目をくしゃくしゃにしながら必死にしがみついた

目の前のヘルメットに反射する割と酷い自分の顔

バックミラーに映るなびく髪の毛の隙間から、そっとちらつく横顔

そんな私たちを横目で見すごすカラフルな人のかたまり

 

根拠も理由もなく、ずっとこのまま走り続ければ、この世の誰よりも強くあれる気がした

 

その時、きっとずっといつになっても、この瞬間のことを思い返すんだなって思って、

そしてやっぱりいつも、今もその日のことを思い出している

 

思い出は本当に綺麗で困ってしまうな

汚いことをかき消す物凄いパワーをもってる

 

厄介だよ